テーマ:絆と別離

いいね、本日の一句
なんだか自分的に興がのってきたよ
俳句じゃなくて短歌とかいう気がするけれど
まぁ細かい事だからね…
そもそもアクセス自体ほとんどないからね…
で、本日のお手本


きみのいる
刑務所とわがアパートを
地中でつなぐ古きガス管
          寺山修司(1958)


出たね寺山!
前衛ですか!前衛!
58年というと、学生運動でしょうか
同じ理想のもとに戦った仲間が刑務所入りしてしまったわけだけれど
自分とその人の間には、理想であったりとか戦った経験であったりとか
共有する想いというのがあって、それがあるからこそ
現在の状況の違いから滲み出てくる感慨のようなものもあるのではないか
刑務所の仲間の身を案じるというだけでなく、負い目のようなネガティブな感情も含まれるような印象を受ける
自分がオネェチャンと仲良く酒を飲んでいたりしても
ある時期を理想を同じくして共に戦った仲間が今は刑務所に居るという事実
古きガス管によって繋がれてもいるし縛られてもいるという印象
あと、刑務所入りという極端な状況だから
読んで思わず半笑いになってしまう人とかもいると思うけど
そういう極端なモノから生まれる突き抜けた感というかポップさみたいなモノに
とても敏感だったのが寺山修司という人なわけで
時代に密着する形の創作をしても
時代が変ることで変化する作品の印象
近くから見るシリアスさと、距離を置いて生まれる滑稽さの齟齬
そういうものさえ意図的に演出していたのではないかと
そう思わせる人だ
そんなお手本を踏まえて


ダイハツ
可愛いネェチャン転勤か
なんてこったいジーザスキリスト
         ゴーピー(2005)


自分がトラック買った担当のネェチャン、本社に転勤らしい
ダイハツの本社というと大阪かね…