bjork@武道館

武道館にてビョークのライブに参戦。
準レギュラー化したメンバーにLFOのマーク・ベルが入っている強力布陣で
今回は10人前後のホーンセクションを引き連れての登場。
↓公式のセットリスト
http://www.bjork.com/facts/gigography/sub.php?date=2008-02-19


ビョークのライブを見るのは今回が初めてだったが
正直、予想を大幅に上回る出来。
歌唱力に関しては今までに生で見たどの歌手と比べても
全く格の違う圧倒的なパフォーマンス。
セット中古い曲も多い内容だったが音響寄りな打ち込みのアレンジと
それにあわせたドラム、パーカッション、チェンバロ等の演奏も凄まじいものがあり
レーザーや火炎放射、後半にまかれた尋常ではない量の紙吹雪等
演出面も含めて、正真正銘最前線の一流プロによるショーだった。


今回は単独の公演なので演出や音響に関しても
チームビョークがしっかり作りこんだものだったのだろうが
大箱のイベントで歌も楽器も打ち込み系の音もこれだけしっかり聴かせるというのは
ちょっと他に無い経験。
ビョーク自身は、煽りのアクションなども意外に大きくて
思ったより元気に走りまわっていた印象。
あんまり声が素晴らしいので、正直自分は序盤のハンターあたりで既に泣きそうだったのだが
迫力全開なボーカルも最後までテンション落ちない1時間半だった。
ちょっと人間離れしているというか、もう、そういう生き物なんじゃないだろうか。
北欧出身だし、ムーミン谷に棲めば良いと思う。
同じ会場で次の公演を3日空けたり、おそらく体調管理等も含めてプロなのだろう。
ちょっとこのレベルの公演はなかなか目にすることも無いものだと思うので
機会があとどれくらいあるかはわからないが
時代を同じくする音楽ファンは基本的に観ておくべきものかもしれない。