あらゆる面でオリジナルに完敗しているカバー集

Step Right Up-Songs of Tom Waits

御茶ノ水、バンビの近くにあるJANISにて購入
久しぶりにあの中古屋に行ったが店員さんの顔ぶれも変わっていない気がする
これは凄いことだと思う


で、買ったのがこのCD
トム・ウェイツのカバー集はホリー・コールのテンプテーションが有名で
名の知れた実力派の歌手が良い曲を集めて歌っているので、普通に名盤になっているんだけれど
これはほぼ知らない人ばっかりが歌っていて、普通に駄盤になっている
（あえて勝っている点を挙げるとすれば、女っ気があることか･･･）
これを買ってわかったのは、トム・ウェイツのボーカルは
実はとても抑制が効いてるものだったという事
たとえ歌が上手かろうと、
メロディーの美しい郷愁あふれる曲はあんまり情感たっぷりに歌ってしまうと
大統領選挙のイベントに出てくるカントリー歌手みたいにキツくなってしまう
ただ、この中でFrente!というオーストラリアのバンドが歌っているRuby's　Armsは
原曲に勝ったとは言えないまでも
この一曲でアルバムを買ったことを後悔しないですむ出来だと思う
参加しているバンド中唯一知っていたのがこのFrente!だったんだけれど
いかにも可愛らしい声の女性ボーカルで当時そこそこ売れていた記憶がある
自分も一枚持っていた



↑NEW ORDERのカバーもしている、これも原曲には負けているけれど、とても良い声
趣味的にも素晴らしい守備範囲の広さ